必要最低限のカスタマイズでキーボードを使う
会社に所属してエンジニアをやっていると、たとえば顧客の環境など、どうしてもキーボードのカスタマイズができない場面に遭遇します。
しかしキーボードをNo Hackで使用するのは効率が悪いですし、特にCtrlキーは左手小指ですぐに押せる位置に無いとzshもEmacsもVimも使っていられないですよね。
そんなわけで、最小の変更で必須のキーボードカスタマイズをおこなうにはどうしたらいいか、を追求した末、自分なりにたどりついたキーバインドを公開します。
1. Windows Server 2003 Resource Kit Toolsをインストールする
Linuxを使えるならxmodmapで済むのですが、悲しいことに仕事場ではWindowsを使わざるを得ない。そんな場合は窓使いの憂鬱でも良いですが、Windows Server 2003 Resource Kit Toolsをインストールするのが手っ取り早いです。
自由にソフトウェアをインストールできないような環境でも、運用管理のためにMicrosoftのオフィシャルなツールを導入するなどとそれらしい適当な理由で申請すれば、インストールが許可されそうですね。
このツールをインストールするとremapkeyというコマンドが付いてきます。これでキーボードのカスタマイズができます。
2. 7ヶ所の必須キーを入れ替える
これが自分なりに絞り込んだ最低限のカスタマイズです。
CtrlキーはCapsLockと入れ替えてAの横に。
IMEの切り替えは、PC-9800のXFERを意識した位置に。
Ctrl、Tab、ESCキーはいずれも非常に使用頻度が高いキーなので、それぞれ遠くない位置に。
この程度のカスタマイズなら、万一デフォルトのキーボードで操作しなければならない場面でも、さほど苦にならずに打つことができます。
理想と現実の折り合いをつけるとこの程度、というところでしょうか。